「ルーシーダットン」とは、古くからタイに伝わる自己整体法です。独特の呼吸法( ポーズとともに吸い、戻すときにゆっくり吐く )とゆっくりとした動きでポーズを行っていきます。
身体が硬い、運動経験ない方も無理なく行え、幅広い年齢層の方に楽しんでいただいています。
『ルーシー』はインドの古い言葉、サンスクリット語で「仙人」「行者」、『ダッ』は古いタイ語で「伸ばす・引っ張る・曲げる」「正しい方向に矯正する」、『トン』は「自己・自分」。訳すると「仙人の自己整体法」。
つまり「ルーシーダットン」とは「仙人の自己整体法」と訳すことができます。
インドやタイで修行を行っていたルーシー達が、長時間の座禅・瞑想で歪んだ体を矯正したり、厳しい修行で崩した体調を整えるために開発されたとの伝説が残されており、世界最古の医学「アーユルヴェーダ」の運動療法として存在していたものが、タイに伝承されたと言われています。
現在ではタイ国保健省に正式に認められた健康法であり、日本ではタイ式ヨガと呼ばれ親しまれています。
もともと自己整体を主眼に置いて作られているため、ポーズも超人的なものや高度な柔軟性・バランス力・筋力などを必要とせず瞑想や精神統一などはさほど重要視されていません。
鼻から吸って、口から「シュー」と音を出しながら吐く。腹式呼吸( お腹を膨らませる )と胸式呼吸( 胸を膨らませる )を合わせた「完全呼吸」を用います。
特に腹式呼吸は慣れるまで難しく感じるかもしれませんが、インストラクターの誘導に従って行ううちに、数ヶ月で身についていく方が多いです。